水素材料先端科学研究センター

研究部門

安全評価研究部門

安全評価部門は2013年に第2期HYDROGENIUSがスタートした際に新設されました。水素と材料に関する研究についてはこれまでHYDROGENIUSの4部門で行ってきましたが、今後水素エネルギーが本格普及していくと、水素、を取り扱う人数・組織数が増えていき、ヒューマンエラーが起こる可能性が増えていくことも視野に入れなくてはなりません。
 そこで当部門では水素を安全に取り扱う為の基礎研究、安全教育の推進、そいして人材育成、一般への啓蒙普及を行い、関係企業や関連機関と連携し、安全で経済的な利用基盤の確立を目指しています。

充填技術開発
部門長 尾上 清明
部門長 尾上 清明

活動概要

水素エネルギー社会を普及拡大していくためには、燃焼性の高い水素を取り扱うことから安全性の確保が不可欠である。また規制の見直しも安全性を担保しつつ行っていく必要がある。安全を検討し理解を深めていくツールとしてリスクアセスメント・リスクマネジメントは有効とされている。リスクアセスメントを行うにおいて、リスクの発生しやすさとリスクが現実化した時の影響の大きさと両面から評価する必要がある。またリスクマネジメントするには前記の起こりやすさと影響の大きさを如何に低減していくかにある。これらを検討・解析していくために安全のベースデータとなる基礎研究が必要であり、それを実践する人への理解・教育が不可欠となる。これはまた一般市民への理解を深めていただき普及促進していく広報活動としても重要課題としてとらえている。

委員等

  • NEDO事業
    • 「水素製造・輸送・貯蔵システム等技術開発」PL
    • 「水素利用技術研究開発事業」PL